アサーションとは「自分も相手も大切にする自己主張」と言い換えられます。
NOと言えない医療人にはぜひとも身につけたいスキルです。
ではなぜNOと言えないのでしょうか?
1 NOと言うと人間関係が壊れると思っている
2 自己評価が低い
3 強いYESがない
それぞれについて掘り下げていきました。
1→誰とでも仲良くは幻想。自分の気持ちを伝えてNOと言っても、関係は壊れない
2→自分の人生は自分のもの。他人の都合で生きるのはやめる
3→大事なもの(強いYES)をもっていると、大事でないものにNOと言える
ワガママを通すための自己主張ではなく、「強いYES=人生の目的」を果たすためのNOであることを皆で確認しました。
参加者の感想
●外来における苦情や度重なるクレームへの対応をしている現状があります。対応におわれるスタッフの疲弊への対応も管理者として行っているため、今回のテーマはすべてが学びとなりました。感情労働の著書は読んでいましたが、改めて実践へと落とし込むことができる内容でした。(看護師)
●NOというスキル、アサーションはあくまで手段であって、それは強いYESがあればこそ生きると気付かされました。絶対に解決したい人生の目的があればそのためにはYESかNOか適切に判断して人生を渡っていけると思いました。(理学療法士)