1.感情労働とは
2.感情労働の罠
3.共感疲れの対処法
にわけて丁寧に解説いただきました。
感情労働とは「相手への共感や気遣いを通して自身の感情の抑制、緊張、忍耐を必要とする労働」のことで、
労働の中でもっとも負荷が高いといわれています。
頭脳労働や肉体労働が対価に結びつきやすいのに対して、
感情労働の対価は一定的ではなく、報われない思いから燃え尽き症候群に発展するケースもあります。
どうしたら相手も自分も大切に
しながら健全な感情労働ができるのか。
患者ー医療者間の対等な関係構築(応召義務の見直し)や
不当な要求への対応方法(1人で対応しない)
デブリーフィング(グループセッション形式の危機介入法)
を教えていただきました。
医療を考える会も、感情労働に対するデブリーフィングの場を目指したいと思いました。
【参加者の感想】
●医療従事者も人間、良い医療を提供する為にも個人ではなく組織的にスタッフを守れるシステムを作れるようになればバーンアウトする人も減るのかなと感じました。(看護師)
●感情労働の負担感解決のために、まずできることは、1人で抱え込まず、上司や同僚と課題を共有したうえで最善策を見つけることだと感じました。すぐに実践していきたいです。(社会福祉士)