労働は「頭脳労働」「肉体労働」「感情労働」の3種類に分かれます。
医療はどの領域でしょうか?
病態をアセスメントし、最新の知見に照らして治療を施し、元気を与え、家族にも気を配り、朝から晩・晩から朝まで対応が続きます。
つまり医療はこの3種類すべてを含んでいます。
このうち、気力体力を最も削るのは「感情労働」です。
高い負荷でありながら知らないうちに与えられ、給料には反映されず、それでいて出来ていないと患者・上司からダメ出しを食らう、割に合わない労働です。
そして感情を抑える訓練を続けるうちに「NOと言えない医療人」が作られていきます。
講座の前半では、感情労働とは何か、感情労働の等価交換、感情労働の応用についてみていきます。
後半では、「NO」と言えない理由、「NO」と言うための前提、「NO」というためのスキルについて学んでいきましょう。