医療を考える会

お知らせ

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「漢方が効くのは「気」のせいです!ー人生100年時代の漢方医療を考えるー」を開催しました。

「漢方が効くのは「気」のせいです!ー人生100年時代の漢方医療を考えるー」を開催しました。

人生100年時代=加齢で悩む人が増える

とも言えます。

西洋医学は、人間を臓器の集合体とみて、科学分析で臓器の異常を特定し、取り除くことで発展してきました。

しかし、加齢で複数の臓器が不調になると、臓器や病名に対応した治療では、ポリファーマシー(多すぎる内服薬)に代表される弊害が大きくなってきます。

さらに、冷え性や生理痛、不定愁訴など、検査しても器質的疾患が見出されない場合、太刀打ちできません。

東洋医学では人体を一つの小宇宙とみて、バランスの崩れを見出し、自然治癒力を促して、全体の調和をはかります。

老化や、病気の前段階ともいえる「未病」に対しても広くアプローチできる利点があります。

人生100年時代とは、

「西洋医学と、東洋医学を上手に組み合わせること(統合医療)で、健康、幸せを目指す時代」といえるのではないか、と締めくくられました。

【参加者の感想】

●人生百年時代において東洋医学と西洋医学を上手く使い合わせていくことが大切ということがわかりました。西洋医学は病気か病気じゃないかで判断して臓器の集まりとしてみて治療を行うのに対して、東洋医学は、困っている人を気水血のバランスが崩れているとみて、全体を見てアプローチする事がわかりました。人生100年時代、ポリファーマシーの状態にならないようにするためには、今のうちから正しい、生活習慣を身につけるようにしたいと思いました。(高校生)

●西洋医学でカバーできない部分は実臨床では必ず出てくるので、その際に患者さんの症状を緩和する一手段として漢方についても改めて学びたいなと思いました。(医師)

参考資料

東洋医学の観察法「四診」

気血水の概念

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