目に見えない発達特性から、周囲とうまくやれず、
抑うつなどの二次障害を負い、
「どうせこんな私は、生きる意味がない・・」
と生きづらさを抱える人があります。
一方で、適切な環境下では、むしろその発達特性を強みとして輝く人もあります。
そこで、発達特性が「障害」とならないよう「過不足のない」支援が必要で、
1 環境調整
2 その人へのトレーニング
の両方が重要である、と教えていただきました。
しかし現実には、個々のケースの個別性が強いために
「その人にとっての過不足のない関わり」
の見極めは大変に難しく、さまざまな場面でどのように接していくべきか、意見交換が尽きませんでした。
【参加者の感想】
●発達障害という言葉にはあくまでも社会的要因が含まれており、本人の要素は発達特性と呼ぶこと、また、周りの人や社会全体でこの意識を共有することで発達特性を持つ人も持たない人も生きやすい社会を作り上げていけるということを学びました。(医学生)
●周りの環境によって、強みにも生きる意味を失うことにもなりかねない自身の持つ特性。障がいになるのかの分かれ道は、セルフケアとサービス提供のいい塩梅。いろんな患者さん、ご家族の顔が浮かびました。(看護師)